寸心堂1号(♀)と2号(♂)、二人で店番しておりました。
この記事を書いているのは2号の方です。
帰宅中にツイートした通りで、僕は古本屋の店番を楽しむ才能に溢れていると思います。お客さんを楽しませる才能に欠けている分を補ってあまりあるほどの才能が。
いやいや、補えてないから。
というわけで、今回もまた楽しかったです。
今回は、――「週刊朝日百科世界の文学」を1冊プレゼント――というのをやりました。
店先の面陳什器にずらっと並べて置いていたんですが、これが意外と好評というと手前味噌ですが、お客さんとのコミュニケーションのきっかけになったという意味で、よかったです。
「これいくらですか?」「あ、それはですね……」
という調子で。
普通に買うから売って欲しいと言って下さったお客さんも2人はいました。
ふだん即売会の時に置いていてもなかなか売れないんですが、ずらっと面陳できるくらいのスペースがあれば、もしかしたらけっこう買って頂けるのかもしれない。
今度一度、即売会の時に試してみます。
楽しかったのですが、一つすごく後悔というか反省していることがあります。
お一人、かれこれ一時間くらい棚を見て下さっていた方がいて、最終的に数冊買っていかれたんですが、その方にレジでの最小限のやりとり以外に、一言も声をかけることができなかったこと。
だいぶ長いこと居てはるなぁと思った時に、椅子でもすすめようかな? なんだったら、「お茶でも飲まれますか?」とか言おうかなとか、いろいろ思っていたんだけど、結局一言も声をかけられず。
思い返すと自分のふがいなさが残念で。
「お客さんを楽しませる才能に欠けている」って冗談じゃなくて、本当にそういうのうまくやれないんです。場数を踏めば、もうちょっとスマートに振る舞えるようになるのかなぁ?
あと、二ヶ月に一回の頻度でしか店番に立てないので、知り合いに来てもらえるとすごく嬉しいです。
僕も1号もそうなんだけど、二人とも客商売向いてないんじゃないかなと思うところとして、「情が入り過ぎる」っていうのがありまして。つまり、なんていうか、お客さんのこと好きになっちゃうんですよね(笑)
「お店の人―お客さん」関係じゃなくて、なんかもう「友達になりたい」みたいに思っちゃって、駄目ですね。これだと、片思いばっかりしていて疲れてくるような感じです。客商売向いてないっぽいです。
ツイッターもだから、実は「向いてないなぁ」と思いながらやってます。
人のツイート見てたら、その人のこと好きになっていくんだけど、なんかの話題の時に、あ、これちょっとリプライしようかなと思った時にはじめて、自分しかフォローしてなかった!(フォローされてなかった!)って、気がついたりして。
切ない日々です。
そんな中(どんな中だか)、寸心堂が店番だからと来て下さった一馬書房さん、にゃんこさん、ありがとうございました。
一馬書房さん、もうちょっとゆっくりしていってくれてよかったのにぃ、と思いましたよ。「コーヒーでもどうですか?」って言ったの、本気でしたからね。コーヒーでも飲んでゆっくりしてって欲しかったんです。ま、開いてると思ってたコーヒー屋さん、休みだったけどね!
一馬書房さん、この日のこと記事に書いて下さってます。
2017.11.02 寸心堂書店様の営業にお邪魔してきました。
にゃんこさんは学校で育てている落花生を持って来て下さいました! おいしかったです。1号もすごい気に入っていて、おいしかったゆっといて、お礼ゆっといてと何回も念を押されました。
文アルのお話、楽しかったです。文アル一周年を過ぎて新要素も来るし、またお話のお相手してね!
とまあ、こんなこと書いてたら、「寸心堂の店番の日に行ったらあることないこと書かれてしまう!」と思われて、みんな来てくれなくなっちゃうな。こういうの、今回限りにしておこうかな。
情が入り過ぎる1号と2号は、その日の反省会で「みつばち古書部の人誰も来てくれなかったね、うちら人気ないね」「そだね」ってしんみりしてました。
人生の基調は切なさだと思ってます。セラヴィ。
ポッロさんに駄目と言われなければ、今後も寸心堂が店番の日はポッロさん選曲のBGMを流させて頂こうと思っておりますので、音楽好きの方、ぜひお越し下さい。
というか、音楽好きの方は、ポッロさんへ行って下さい! ポッロさん、お店が休みの日に店内でDJイベントをやっちゃうくらい音楽好きの方たちです。ぜひぜひ。
大阪古書会館のわりと近くです。
なんでしたら、谷町月一の時にでも合流してご一緒しますので、「連れてって!」って声かけて下さい。
寸心堂の3度目のみつばち古書部店番は、来年1月の予定です。その際は、どうぞよろしくお願いします。
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