いよいよ年末も年末ですね。皆様、年越しの準備は進んでいますでしょうか。うちはブックフェアからの阪神の催事のコンボで、それどころじゃありません。
というわけで、26日(火)から30日(土)まで、阪神梅田本店8階催場にて、阪神歳末古書ノ市があります。
レコード・CDカウントダウンセールや道具市も併催です。
寸心堂は全大阪古書ブックフェアで全力を出し過ぎました。阪神用に取って置いたのは、日本近代文学館の復刻版だけです。
「新選」「特選」「精選」の名著復刻近代文学館の本、全部マイナス9点を大放出です。
マイナス9点なのはナゼなのか突っ込まれると困るんですが……。
名著復刻近代文学館のこのシリーズ、僕はこの3シリーズで全部と思ってました。なので、この3シリーズが揃った時、「よし! 阪神歳末古書ノ市の目玉にするぞ!」と思いました。
ところが、文アル友達のにゃんこさんから「『秀選』ってのもあるよ」と教わりました。
「マジかー!」と、がっくりはしてないけれど、ああそれも手に入れたかったなぁと、思いました。
それにしても、3シリーズでも全部一挙に揃うこともなかなかないので、せっかくだから綺麗にディスプレイしたいなと思いまして、それで、考えた結果、すべて袋に詰めました。これを現場でうまいこと並べたいと思います。
文アルスキーの皆様、ちょいと見に来て下さい。
あとは寸心堂の専門の外国文学ですが、そんなに驚くようなものは用意できませんでした。でも、外国文学入門編みたいな本はいろいろ転がっていると思いますので、「普段あまり外文読まないなぁ」という方こそ、どうぞよろしくお願いします。
ブックフェア後に手に入れた本で、ちょっと嬉しかった本はこちら。ジャック・プレヴェール『のんぶらり島』。かわいい本です。僕の予想では、「初日に売れます」。
予言してみた。
予言の結果はTwitterで報告します。よかったら、Twitterの方、フォローして下さいませ。
それでは、阪神でお会いしましょう。
阪神歳末古書ノ市
- 【日程】12月26日(火)~30日(土)
- 【時間】10時~20時 ※最終日は16時まで
- 【場所】阪神梅田本店8階催場
コメント
工夫されてご出品されていた復刻本を若い女性の方々が
抱えもっていた情景はいかにも年末で、好ましい限りでした。
金沢の古書店の方にも再会でき、古書の面白さもうかがえ
ました。「古本行商」が楽しいと言われて、驚きました。
今年もお世話になりました。来年もどうかよろしく
お願いいたします。
中島先生、いつもありがとうございます。
今年は先生と知り合えて嬉しかったです。年末年始はCiNiiで読める先生の論文を読んで過ごします!
来年もよろしくお願いします。よいお年をお迎え下さい。
初の谷町が今年も開催されました。ジョナサン・スィフトの研究書が多く出品されていました。翌日、東京の古書会館へいくと、スィフトの著作集が出ていました。このような暗合はスィフトを読めということでしょうか。部分、部分は面白いですが、砂をかむようなところもあり、中野好夫の『スィフト考』からでもまず読むことにしました。
貴店の出品でうれしかったのは『ロレンス・ビニヨン詩集』でした。詩風がよく変わる詩人で、まとめて読めるのはいい機会です。
田村書店の前を通ると、あの赤い研究社英文学叢書が真っ新な状態で1冊100円で売られていて、ある時代が過ぎ去ったのを感じました。安いのに誰も触れようとはしません。さびしいものです。
田村さんの2階で、年末にお会いした金沢の古本屋さんの話題をかわしました。ドイツ文学なんかはやらないのに…と師匠は心配されていました。
次回の谷町も楽しみにしています。どうかお大切に。